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立川らく朝の健康コラム

スモーカーのぼやき

会社勤めのお父さん、資格試験やら昇進試験、いまだに受験勉強で大変だ。だから家に帰ったら、会社を呪いながら、シュパッとタバコに火を付けてお勉強。でもね、会社を呪いながらタバコに火を付けるくらいなら、いっそのこと会社に火を付けちゃった方が早いよね。よっぽどすっきりする。

乱暴な話は兎も角として、あまりタバコを吸いながら勉強しない方が良いようだ。タバコは学習能力を落とすんだね。浪人生で実験したところ、タバコを吸うグループに比べて、禁煙させたグループの方が遙かに大学の合格率が高かった。よく、もくもくと勉強するっていうけど、タバコで“もくもく”は、あまりいただけない。

それだけじゃない。これはヨーロッパで行われた研究だけど、人間は認知機能、つまり記憶や判断などの機能のことだが、これは歳を取るとどんどん低下する。しかし65歳以上で調べると、タバコを吸う人は吸わない人に比べて、この認知機能の低下が5倍以上も早く進行した。まあ早い話が、タバコを吸ってると5倍は早く呆けるってところだ。
さらに、これはイギリスでの調査。1日25本以上タバコを吸ってる人は、70歳での生存率が50%だった(非喫煙者は80%)。つまり、タバコを(25本以上)吸ってても70歳まで生きられた人って、半分しかいないってわけ。呆けずに長生きしたけりゃ、やっぱり禁煙するのが一番だって結論だ。

タバコは、吸ってる本人は仕方がないとしても、周りの人がいい迷惑。今話題の「受動喫煙」、タバコの煙を周囲の人が吸い込むと、タバコを吸ったのと同じ被害を受けることをいう。周りの人はフィルターを通さずに煙を吸わされるわけだから、これはたまらない。

喫煙者と暮らす人は、非喫煙者と暮らす場合に比べ、死亡率が15%も高い。とくに深刻なのは子供だ。受動喫煙によって、子供の発育や知能が低下することが分かっているし、暴力犯罪を犯す率が高くなるというから怖いよね。

調査によると、喫煙者のいる家庭の子供は、そうでない家庭の子供に比べて、尿中のニコチンの量が15倍も検出された。よく、タバコを吸う時は外へ追い出されるお父さんも多い。でも家の外でタバコを吸う親の子供でも、尿中のニコチン量はまだ2倍あるっていうから、油断がならないのだ。

だからもうお父さん、外でタバコを吸っても奥さんに怒られる。「あなた、家の前でタバコ吸わないで。お隣の前で吸ってちょうだい」。ひどい話があったものだ。今やタバコ吸いのお父さん、もう住むところが無い。スモーカーがぼやいてる、「俺達どこで住もーかー」。この駄洒落が分かるあなた、まだ遅くない。はやく禁煙しようね。


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