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立川らく朝の健康コラム

戦いの時代

今、アメリカで日本の寿司が大変な人気らしい。健康に気を遣うのはアメリカ人も同じで、寿司はヘルシーフードでダイエットに良いからと、アメリカで随分寿司屋が増えたそうだ。
太りすぎは健康の大敵とばかり、日本人も今やカロリーの高い脂肪分を敬遠するようになってきた。だから洋食が3日も続くと、今日は洋食をやめて和食にしようと寿司屋に行ったりする。でもね、寿司屋に行けば和食になると思ったら大間違い。変な寿司屋に行ってごらんなさい、和食どころか、出てくる魚のは養殖だから。あんまり関係ないか。

脂肪の摂り過ぎが身体に悪いということは今や常識、誰でも知っている。しかし脂肪がガンの原因になるということは意外に知られていない。このところ増え続けているガンの代表が大腸ガン。もともと大腸ガンなどというものは、欧米人に多いガンで日本人には少なかった。それがどうして日本人に増えてきたかというと、日本人が欧米の人と同じものを食べるようになったから。そう、洋食だよね。

なにかにつけ洋食はお洒落だもの。女性を誕生日の食事に誘うにしても、まずレストランと名の付くところに行く。なにせ「ディナー」なんだから。そんな時、「今日は君の誕生日だから、もんじゃ焼き食べに行こう」なんて、普通は言わない。でもそれが言えたら達人だね。

今は日本人が日常的に洋食を食べている。でも洋食には二つ、大きな特徴がある。一つは、どうしても脂肪の摂り過ぎになること。脂肪を食べると、消化を助けるため肝臓から「胆汁」というものが腸に分泌される。じつは胆汁には胆汁酸という物質が含まれていて、これが大腸まで行くと、腸内細菌の作用で発ガン性を持つようになるのだ。つまり脂肪を食べれば食べるほど、大腸の中で発ガン物質が増えて、大腸ガンになりやすくなるんだね。

もう一つの洋食の特徴は、食物繊維が不足しがちだということだ。繊維といっても別に筋張ったものじゃなくて、「最後まで消化も吸収もされないもの」のこと。そんな腸の中を素通りするようなもの必要ないじゃん、と思うかも知れないが、これが役に立つ。便の中に食物繊維が混ざっていると、水分を吸収して便をやわらかくしてくれる。だから便秘にならない。その上、水分を吸うときに、大腸内にある発ガン物質も吸着して、便と一緒に排出してくれる。だから、食物繊維は大腸の中の発ガン物質を取り除いてくれる、誠に有り難い物質なのである。

これからはガンとの戦いの時代ですぞ。戦うためには守ってるだけじゃ駄目、攻めなくっちゃ。攻めるためには食物繊維が必要なのです。繊維が無くなると、「センイ喪失」になる。戦いは何でも、戦意を無くした方の負け、大いに食物繊維を摂って、大腸ガンとの戦いに勝とうじゃありませんか。



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